阪神・淡路大震災 語り部講演会 開催報告

日時:令和7年10月26日(日)午前10時30分〜
会場:玉垣公民館


去る10月26日(日)、玉垣公民館にて「阪神・淡路大震災語り部講演会」を開催しました。
講師には、阪神・淡路大震災を現地で経験された元消防士で、現在は「NPO法人神戸の絆」代表理事として活動されている松山雅洋氏をお迎えし、当時の体験と、地域防災の大切さについてお話しいただきました。


🔶 災害発生時に最も大切なこと


講師は当時、神戸市中心部で救助活動にあたられた経験から、「命を守る最初の24時間は、地域の力がすべて」と強調されました。
実際、倒壊家屋から救出された人の約8割は、近隣住民の手によるもので、消防や自衛隊が現場に到着する前に、多くの命が地域の協力で救われたそうです。


🔶自治会・まちづくり協議会・消防団の力


発災直後は、消防団による初期消火・救助活動が続く中、自治会が中心となって避難所開設・炊き出し・名簿管理などを実施しました。
また、震災を契機に神戸市では、自治会やPTA、福祉団体などが連携した「まちづくり協議会」が各地域で設立され、地域防災の中核を担うようになりました。


🔶 玉桜まちづくり協議会防災部の今後の取り組み
お話しいただく中で、講師は「訓練でできないことは、本番でもできません。顔の見える関係づくりこそが、一番の防災です。」とおっしゃられており、


・防災訓練の実践化(倒壊家屋救出・放水・避難所開設など)
・各自治会との連携強化、連絡体制の確認
・家庭・地域での安否確認・避難計画づくり


と様々になりますが、できることを取り組んでいきたい所存です。
皆さまのご協力お願いいたします。