玉桜まちづくり協議会

第二回防災研修を実施しました

第二回防災研修を実施しました

令和5年2月26日に玉垣公民館ホールにおいて、普通救命講習Ⅰを実施しました。

 

講習には、鈴鹿市消防本部の職員と、鈴鹿市消防団Hiまわり分団の団員の方に指導いただきました。
Hiまわり分団は、女性のみで組織された有志の団体であり、男性団員と異なり、消火活動や風水害活動などの有事の活動はしていません。
平常時に救急法指導や、人形劇、紙芝居、そして消防本部が実施するイベントに参加して、防火防災啓発活動をしています。また、防災活動、教養訓練に参加し、消防団員として知識・技術の向上に取り組み、市民にとって頼れる存在となれるよう、日々活動いただいています。

 

普通救命講習Iは3時間の講習で、成人への救命処置( 心肺蘇生法 、AEDを用いた除細動)と、気道異物除去や止血法などの応急手当が教授されます。
まず、動画により、心臓麻痺におけるAEDの有効性が実体験者のインタビューも交えて学びました。
脳は心肺停止後1分で機能停止。 4分で脳に蓄えられていた酸素を使い果たし、さらに心肺停止後15分で脳の損傷が始まるとされています。
救命曲線と呼ばれるものによると、心臓停止後5分経過で死亡率がほぼ100%に近づくことが分かります。救急車の平均到着時間は全国平均8分~8分30秒です。
いかに現場に居合わせた人が、心肺蘇生法をしなければいけないというのが分かりました。倒れている人を見かけたら勇気を持って行動することが大切です。

 

次に、心臓マッサージやAEDを使用した実技を一人ひとり行いました。
心臓麻痺で倒れているのか、貧血や脳内出血など他の理由で倒れているのか私たち一般の者は、わかりません。
ただ、近親者で日ごろから心臓が悪いという病状を知っている方が、突然倒れたら、まず、AEDを使用すべきたと思います。
一方、講習会では、スマホを使い、倒れていいる人の状況をカメラで映しながら、消防本部の担当者から指示を受けることができる情報も教えていただきました。
また、緊急時にAEDの場所がわからない場合は、スマホの検索で「AED 位置」と検索すると、日本全国AED位置マップの画面にとび、位置情報を許可すると付近のAEDの場所が画面にでてきます。
大変、有意義な研修で、参加した約20名の防災委員の皆さんが、各地域の救急救命の一翼を担っていただけると期待しています。
     令和5年2月26日 防災部長 杉本 一恭